スコットランドのお土産

ご案内

スコットランドは観光地として有名で、産業も多彩なためお土産には事欠きません。しかし、売っているものをよく理解せずに買うことは不利益です。買って楽しく、もらって嬉しいお土産を、理解して購入したいものです。

スコットランド製か?

せっかくスコットランドに来たのですから、その地で作られたものを買いたいものです。ただ、必ずしも明瞭でなく、購入に悩むもの、明らかに外国製でも、やはり魅力的なものもあります。また、スコットランド製でも、何か奇妙なものも存在しています。

産地を確認しよう!

お土産屋さん、博物館のショップ、蒸留所などで欲しいなと思って手に取ったら、産地を確認しましょう。Tシャツはタッグを、お菓子などは貼ってあるラベルを見ましょう。そこにMade in Scotlandの文字があれば大丈夫。ウイスキーは最も信頼の置ける商品ですが、よく分からないならScotch Whiskyの文字があればスコットランド製です。アメリカやアイルランドのウイスキーも売っているので、ご注意を。

なお、近年「Made in PRC」という表記がありますが、中国製ですので覚えておきましょう。中国製のイメージが悪化する中、産出国隠蔽の目的で始まった表示で、現在問題になっています。

悩ましい商品たち?

お城のミニチュアやネッシー(スコットランドではLoch Ness Monsterと言います)の置物などはサイズも手ごろで見た目も良いし、購入しやすい価格ですが、よく見るとMade in Chinaの文字があったりします。実は、手ごろなお土産に中国製が多いのです。

また、博物館や蒸留所などのお土産には産地記載のないオフィシャルグッズもあります。それでも、蒸留所のロゴがしっかり刻まれてそれなりに魅力的。デザインはスコットランドかもしれないし、これは悩んでしまいます。

中には、これ良いなと思ってよく見ると、イングランドやアイルランドの名前が。スコットランドに来てこれはありか?でも、UK産という考えも出来るかもしれません。確かに、同じ国ですからね。

もって帰れるか?

スコットランドのウイスキーは最高のお土産のひとつです。ただし、日本でも多種多様なものが入手可能、しかも税法上の関係で日本のほうが安いものも多いのです。かつてはジョニー・ウォーカーの黒ラベルなどは海外旅行のお土産の花形でしたが、今では日本でもスーパーマーケットはおろか、コンビニでさえ入手可能です。

ただし、よく分からなくとも珍しいものが買える場所があります。蒸留所です。必ずではありませんが、近年、スコットランドの蒸留所では訪問者向けに限定品を売るところが増えてきました。価格は高めですが、確かに珍しい、良いお土産です。ところが、テロ対策の一環で、飛行機への液体持込を制限する規則が定められたことから、標準サイズのウイスキーは手荷物で飛行機に載せられなくなったのです。結果、ウイスキーは預け入れ荷物のトランクの中に入れることになります。トランクに700ml入りのボトルを入れる気になるか、何本入れられるかは難しい選択です。

変なスコットランド製品

代表格はキルトです。お土産屋さんにいっぱい吊るしてあります。買えそうな値段だったりします、しかも、スコットランド製。でも、なにか薄くてギャザーも浅い。こういうのは観光客用の安物です。本物は価格が250~300ポンド、重さも半端でありません。厚手のウールを深いギャザーにして縫ってあるのです。キルトは専門のテーラーがあり、吊るしもありますが、注文制作が一般的です。上記の価格に納得できるなら、専門店で相談に乗ってもらいましょう。ちゃんとメージャーして、タータンも選べます。もちろん、布地もスコットランド製です。上着やスポランと呼ばれるバッグなどを含むフルセットで500ポンドからです。その気があるなら、テーラーに行って、相談に乗ってもらいましょう。

日本で売っているもの

良さそうで、しかもしっかりスコットランド製でも日本で売っているものがあります。何があるかはAmazon.co.jpで「イギリスのお土産」、「スコットランドのお土産」で検索を掛けてみましょう。また、スコットランドのブランドでも、日本にしっかり輸出しているものもあります。キャロン王国ウォーカーは見ておいたほうが良いでしょう。

理解して買おう

英国の紅茶も一切英国では栽培していないことを考えれば、輸入品に否定的になる必要はありません。ただ、理解して買うことは大切だと思います。必要なら、おみやげを渡すときに、由来を説明すると良いでしょう。

ウール製品

ウール製品の多くはスコットランド製、ただしアイルランドやイングランドのものも見られます、タッグを確認のうえ購入しましょう。日本でも評判のよいハリスツィードは日本よりもずっと商品が豊富で、価格も割安になっています。ただ、お財布やバッグなど、皮革製品とハリスツィードのコラボレーションを行った商品では、純スコットランド製でないものもあるので、理解して購入しましょう。

ウイスキー

空港の免税店に置いてある多くの商品は、瓶のサイズが大きいこともありますが、基本的に日本でも買えるものが多いのでご注意ください。スコットランドの多くの町で、専門店がありますが、日本にも多種多様なものが輸入されていますので、珍しいものを買うことは難しいかもしれません。お土産と割り切るなら、50ml入りのミニチュアの購入もご検討ください。蒸留所で蒸留所の限定品を買うと、非常に珍しいお土産として、ファンにも喜ばれると思います。自分で樽から詰めて購入できるところもあります。

酒器

Quaich(クエイク)と呼ばれるスコットランド風の酒器が売られていて、サイズもいろいろあり持ち帰りやすく、日本では手に入らないのでお奨めです。ウイスキーを入れるWhisky Flask(スキットル)やJug(水差し)、アザミなどスコットランドのデザインに取り入れたグラスも良く売られています。蒸留所ではブランドロゴが入ったものがあり、良いお土産になります。

食品

ジャム、マーマレードなどはスコットランド製のものが豊富で、日本に輸入されていないものも数多くあります。お土産に向いた小瓶のものや、ウイスキー入りのものもあります。ハギスは缶詰があり、ラム肉を使ったものは日本には輸入されていません。(ヴェジテリアンハギスは稀に輸入されていますが、それもとても珍しいです。)話のネタにひと缶買って帰るのも良いでしょう。(稀に北米産もあるので注意。)

お菓子

スコットランドの代表的なお菓子はショートブレッドです。日本にも輸入されていてありふれていますが、珍しいパッケージのものは喜ばれるかもしれません。これに比して、ファッジタブレットマカロンなどは日本では珍しく、小さなパッケージでScottishと銘打ったものも多く、美味しいかは人によって違うかもしれませんが、価格も安く持ち帰りやすいのも魅力です。

アクセサリー

ケルト文様やアザミなど、スコットランドのモチーフを使った指輪、ブローチ、ペンダントなどが良く売られています。価格はいろいろですが手ごろなものもあり、スコットランド製、英国製と明記したものも見受けられます。また、製造所不明瞭でも、デザインのよいものもあるので、よく見て選ぶと良いでしょう。博物館ではスコットランド製で、アーティストの名前の明らかなものを売っていることも多いので、探してみましょう。
また、キルト専門店ではキルトを着るときに使うキルトピンやブローチも売られていて、これもデザインのよいものがあります。

CD、DVD、Blu-ray

CDは日本に持って帰っても問題なく聴けるので安心して購入できます。DVDは録画方式がPALなので、普通の機器では見られませんが、 DVDドライブの付いたコンピューターでは特別な設定なく観ることが出来ます。Blu-rayは地域コードが違うので、普通の機器では見られません。また、Blu-rayドライブ付きのコンピューターで見る場合は地域コード国コードの切り替えが必要となります。

免税

旅行でスコットランドを含む英国で買い物をした場合、VAT(付加価値税:20%)の返却を受けられる場合があります。こちらをご覧ください。

以下もご覧ください。

スコットランドのお土産1
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